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Virtual NCとは
NCチェックを支援する3D切削NCシミュレータ
Virtual NC(バーチャルNC)では、手入力またはCAMから出力されたNCプログラムの加工結果を、3D切削シミュレーションで確認できます(NCシミュレータ)。
NCプログラム作成やチェックに費やす工数の削減、試し削りの工程の削減、トラブルの未然防止、5軸加工機の有効活用による工程集約、これらにより工期短縮と工数低減を実現します(NCチェック)。
対応CNC | FANUC等 | |
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PC | OS | Windows10 64bit |
CPU | 64bit 1GHz 以上 | |
メモリ | 16GB 以上 |
Virtual NCの機能
Virtual NCはお使いの機能にあわせて、複数のグレードをご用意しています。
マシニング
Standard | Professional | Ultimate | |
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機能 | ・固定3軸/4軸/5軸(工具3軸/素材2軸) ・CNC機種(FANUC/MELDAS/OSP) ・3D切削形状表示 ・工具パス表示 ・加工時間算出 ・工具マスタ ・サブプログラム呼び出し |
・任意4軸/5軸(工具/素材任意構成) ・マクロ(FANUC/MELDAS/OSP) ・削り残し/削り込み ・干渉チェック ・機械シミュレーション ・センサー計測制御 ・旋盤マシニング連携 ・傾斜面加工/工具先端点制御 ・切削後形状STL出力 |
・切削負荷計算 ・最適工具姿勢算出 ・CNC機種(HEIDENHAIN) ・寸法計測 |
サポート | メールサポート | エンジニアサポート | エンジニアサポート |
旋盤
Standard | Professional | Ultimate | |
---|---|---|---|
機能 | ・固定2軸(刃物台2軸) ・CNC機種(FANUC/MELDAS/OSP) ・3D切削形状表示 ・工具パス表示 ・加工時間算出 |
・任意4軸(主軸/刃物台 任意構成) ・マクロ(FANUC/MELDAS/OSP) ・削り残し/削り込み ・干渉チェック ・機械シミュレーション ・センサー計測制御 ・旋盤マシニング連携 |
・切削負荷計算 ・任意多軸(複合機/自動盤) ・複数プログラム制御 ・寸法計測 |
サポート | メールサポート | エンジニアサポート | エンジニアサポート |
Problems Problems Problems Problems
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加工業者様の抱える課題
Virtual NCであらゆる手間とムダを解決します。
長年培った手入力のNCプログラムを有効活用したい
NCチェックの工数削減・時間短縮をしたい
せっかく導入した5軸加工機を有効活用したい
Virtual NCで実現できること
Virtual NCを導入するメリットをご紹介します。
手入力のNCプログラムを有効活用したい
長年培った手入力のNCプログラムは、部分修正しながらまだまだ有効活用できます。
部分修正したNCプログラムを、念のためにチェックしたい場合に、 Virtual NC が便利です。工具セットや加工機パラメータを登録しておき、修正したNCプログラムを読み込むと、3D切削シミュレーションで、工具の動作や素材の切削結果を確認できます。
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3D切削シミュレーション
古いNCプログラムの動作を確認したい
過去に作成したNCプログラムの中身を確認したい場合に、Virtual NCで簡単に確認することができます。
工具セットや加工機パラメータは初期データを使い、一先ず、NCプログラムを読み込むと、T番号に工具セットが登録されていないことや、補正番号が登録されていないこと、が警告されます。不足する工具セットや加工機パラメータを追加しながら、最後までNCプログラムを走らせて、素材の切削結果を確認できます。
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NCプログラムエラー表示
削り残し/削り込みを確認したい
NCプログラム、工具セット、加工機パラメータなどのミスで削り込みが発生することがあります。
Virtual NCは、目的とする加工形状と素材の切削結果を重ね合わせて、削り残しを青色、削り込みを赤色、で色分け表示できます。NCプログラムの不具合や、補正量などの加工機パラメータの不具合を見つけ出すことができます。
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削り込み表示
加工時間を確認したい
実加工の前に加工時間を確認したい場合、Virtual NCで確認することができます。
NCプログラム中のFコード、加工機パラメータに登録した早送り速度、を解釈することにより、おおよその加工時間を算出できます。固定サイクルの切込み、逃げ動作も考慮されています。
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加工時間
ホルダ/治具の干渉を確認したい
実加工における工具と素材や治具との衝突は、絶対に避けなければなりません。
Virtual NCは、3D切削シミュレーションで、ホルダと素材、治具と刃物、の干渉チェックを行い、干渉が発生したNCプログラムの箇所を検出できます。これにより、NCプログラムの不具合、工具セットの不具合、加工機パラメータの不具合を見つけ出すことができます。
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ホルダ干渉チェック
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治具干渉チェック
条件分岐/繰り返し/マクロ呼び出しの動作を確認したい
条件分岐(GOTO)/繰り返し(WHILE)/マクロ呼び出し(G65/G66/G67)などの制御文を使ったNCプログラムのチェックは、多大な時間と労力を必要とします。Virtual NC は、制御文によるジャンプ先のプログラム行、その時点の変数の値、工具の動作、素材の切削結果、を同時に確認することができます。これにより、制御文による不具合を容易に見つけ出すことができます。
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マクロ呼び出し
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変数の状態表示
最適な工具突出し長を確認したい
1本目の工具は、できるだけ太い径で、突出し長を短かくして、送り速度を上げて、バリバリ加工したい。
2本目の工具は、1本目の削り残しに対して、少し細い径で、突出し長を少し長くして、その上でできるだけ送り速度を上げて加工したい。Virtual NC の「最適工具姿勢(角度)算出」機能を使えば、素材の切削結果を確認しながら、加工工程毎の工具を選定することができます。
工具の形状は、先端種類(スクエア/ボール等)、刃物径、突出し長さ、ホルダ径、ホルダ長さで指定します。
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工具突出し長検討
5軸加工機を有効活用して工程集約したい
5軸加工機を導入したものの、3軸加工でしか活用していない、5軸加工で段取り換えを削減し工程集約したい。
Virtual NCでは、NCプログラムを3軸加工で作成しておき、素材に対して上面・側面など任意の角度から工具をアプローチし加工することができます。割出5軸、多面加工での素材の切削結果を確認することができます。
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多面加工
5軸加工機で一体化部品・複雑形状の加工を促進したい
一体化部品・複雑形状などの加工には、従来の3軸加工に加えて、5軸加工機の導入が不可欠です。
但し、5軸加工では、最適な工具選定と工具姿勢の決定のため、加工作業者の試行錯誤が必要になります。Virtual NC の「最適工具姿勢(角度)算出」機能を使えば、無限にある組合せの中から最適な工具と工具姿勢を見つけ出すことができます。工具の組合せは、先端種類(スクエア/ボール等)、刃物(径、突出し長さ)、ホルダ(径、長さ)、工具(倒れ角、水平角)、で指定します。
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最適工具姿勢(角度)算出
- Free
- Standard
- Professional
- Ultimate
高価格な市販NCシミュレータが装備している
高機能を安価にご提供いたします。
高機能な無償版と魅力的な有償版をご用意しております。
※有償版は月額固定のオンライン配布となります。