Feature 機能紹介
はじめての起動
Virtual NCをインストールし、はじめて起動。何をどう操作すればいいのか、困っていませんか?
Virtual NCの操作はとてもシンプルです。
サンプルプログラムを参考に、操作手順をご紹介します。
まずは、Virtual NCを新規作成で開いてください。
素材を作成・配置する
「素材形状挿入」から、用意したSTLファイルを読み込むか、形状を作成します。
形状作成では、直方体、円筒、球体から作成ができます。作成した形状を面カットで編集したり、回転機能で移動・回転したりすることができます。
素材(ワーク)形状は白色で表示されます。
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素材形状を設定した状態
加工形状を配置する
CAMなどで作成した加工(製品)形状を読み込みます。STLデータ形式に対応しています。
用意が難しい場合は、設定しなくてもシミュレーションが可能です。
加工形状は水色で表示されます。
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加工形状を設定した状態
治具形状を配置する
治具(固定具)がある場合は、モデルデータを読込みます。
治具形状は、後から位置を移動・回転したり、スケールを変更したり、削除することができます。
設定しなくてもシミュレーション実行は可能です。
治具形状は緑色で表示されます。編集時のみ黄色に変化します。
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治具形状を設定した状態
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治具形状編集
加工機の設定をする
加工機の軸構成や、CNC制御機種を設定します。
加工機構成で「軸設定」を選択すると、加工機のモデルデータを読み込んで、任意の軸構成を設定することができますが、ここではプリセットの「縦型3軸加工」を選択します。
制御機種別は「FANUC」を選択します。
リファレンス点とワーク原点を入力します。リファレンス点やワーク原点は自由に追加・削除ができます。
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加工機設定画面
工具の設定をする
加工機/工具編集画面のタブを切り替えて、「工具設定」タブを開きます。
1つずつ工具を設定するか、「NCファイルから作成」を選び、設定します。
NCファイルから作成を行うと、NCファイル内のT番号を取得して、使われている工具番号が入力されます。
工具種類や各種パラメータを設定してください。
1度設定した工具は、マスターに登録して使いまわすことができます。
工具長補正や工具径補正は「加工機設定」タブの画面で設定することができます。
加工機/工具編集画面で設定したパラメータは、CSV形式で保存され、CSVデータを直接編集することもできます。
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工具設定画面
NCデータを読み込む
用意したNCプログラムと、前の手順で設定したCSVファイルを選択します。
「加工表示」を「アニメーション」にすると、シミュレーション実行と同時にアニメーション表示されます。
ほかに開始位置で停止した状態で表示、シミュレーションを最後まで一気に行い、結果のみを表示するモードがあります。
「干渉計算」は「しない」「干渉を表示」「干渉時に停止」を選ぶことができます。
干渉を表示では、干渉時に赤く表示されるだけで、アニメーションはそのまま進みます。
干渉時に停止では、干渉が起るたびにアニメーションが停止し、スキップを押したときも、干渉した位置で停止します。
「OK」をクリックすると、シミュレーションが実行されます。
はじめての実行はこれで終了です!
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NCデータ読込
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NCシミュレーション
動画で確認
ここまでの操作を動画で確認しましょう。
サンプルファイル「01-切削加工」を読み込むと、同じデータを試すことができます。
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はじめての切削加工シミュレーション