開発事例#06
3次元ビジョンセンサを利用した産業ロボットの動作制御
プログラムの自動生成に関する研究開発
3次元ビジョンセンサ搭載のロボットによるバラ積みピッキングを実現するための衝突回避制御の研究開発。
研究実施者
ソフトキューブ株式会社、株式会社三次元メディア 様、立命館大学 様
事業内容
経済産業省『平成22年度 戦略的基盤技術高度化支援事業』 3次元ビジョンセンサ搭載ロボットの登場により、バラ積みピッキングなどロボットの適用範囲は、従来、人にしかできなかった分野にも広がっている。但し、ロボットを制御するプログラムの作成は未だ熟練技能者に依存しており、ロボット普及化の障害となっている。そこで、非熟練者でも容易にプログラム作成できる運用環境を提供するため、①ビジョンセンサ制御プログラムシミュレータ、②制御プログラム自動生成の研究開発を行った。
課題
3次元ビジョンセンサ搭載ロボットの運用環境の整備は急務であるが、制御プログラムの作成は熟練者の技能に依存しており、非熟練者でも制御プログラムを作成できる支援ツールの開発が望まれる。
導入効果
熟練技能者の制御プログラム作成時間を80%削減。非熟練者による制御プログラム作成と運用が拡大。バラ積みピッキングなど資材供給に関わる人的作業や装置の削減。更に溶接/組立などへ適用範囲の拡大が期待できる。