ATHENA KNEE

ATHENA KNEEとは

ATHENA KNEEは、人工膝関節置換術の術前に骨とインプラントの位置関係をより直感的に確認できるようにするためのアプリケーションソフトです。

整形外科の手術である人工膝関節置換術(Total Knee Arthroplasty:TKA)では、その計画にあたり手術前の膝関節をCTで撮影します。 ATHENA KNEEでは、撮影したCTデータを元にアプリケーション上で三次元空間に骨を立体表示することができます。骨を表示した三次元空間にインプラントメーカーからご提供いただいているインプラントの三次元形状データも表示させことでインプラントのサイズや設置位置を3次元空間でシミュレーションすることが可能となります。また、三次元空間の任意の角度から骨やインプラントを観察したり、CTの任意の二次元断面上にインプラントを重ねて表示したり様々な表示方法でより綿密に骨とインプラントの位置関係を確認することができます。

更に、長さと角度を計測する機能を用いて骨切り量やインプラントと機能軸の角度を測り術中にそれらに値を使用することで短時間で適切な位置にインプラントを配置することが可能になります。

精度結果

術前のATHENA Templatingによる予想において、脛骨プレートのサイズは、全例術中計測値と一致しました。(50/50:100%)
大腿骨コンポーネントは術中に広がった屈曲ギャップを埋めるため、2例で1サイズ大きいインプラントが使用されたましたが、残りの48例はATHENA予想と同じサイズが用いられました。(48/50:96%)
 
下記表は手術中に実際に切れた骨の厚み(H)と3次元術前計画での予想骨切り量(h)の差を比較しました。(d=H-h)。
誤差として軟骨量・ブレード厚が入りますが、極めて高い相関があります。

difference femoral posterior cut tibia proximal cut
medial lateral medial lateral
average 1.4 1.8 0.7 1.8
deviation 1.2 1.2 0.3 1.2

監修(ATHENA KNEE・HIP)

[監修(ATHENA KNEE・HIP)]
社会医療法人杏嶺会 一宮西病院
巽 一郎 先生

ATHENA KNEEの概要説明

ATHENA KNEEには、人工関節置換術の術前に骨やインプラントの状態を直感的に確認できるようにするために、いくつかの特徴があります。
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